HDDの寿命を伸ばすには誰も使わない時間帯には電源を切ることも必要だと思うので、今日はWOL(Wake-on-LAN)を設定をしようと思います。
まず、OMV側の設定を行います。OMVにはデフォルトでWOLを使うためのethtoolがインストールされているようです。BIOSの設定も私の環境ではデフォルトで有効になっていました。さっそく以下のコマンドで設定を有効にしてみます。
# ethtoolがインストールされているか確認 which ethtool /sbin/ethtool # Wakeup On LANを有効化 ethtool -s eth0 wol g # 設定を確認 ethtool eth0 Settings for eth0: Supported ports: [ TP ] Supported link modes: 10baseT/Half 10baseT/Full 100baseT/Half 100baseT/Full 1000baseT/Full Supported pause frame use: Symmetric Supports auto-negotiation: Yes Advertised link modes: 10baseT/Half 10baseT/Full 100baseT/Half 100baseT/Full 1000baseT/Full Advertised pause frame use: Symmetric Advertised auto-negotiation: Yes Speed: 1000Mb/s Duplex: Full Port: Twisted Pair PHYAD: 1 Transceiver: internal Auto-negotiation: on MDI-X: Unknown Supports Wake-on: pumbg Wake-on: g Current message level: 0x00000007 (7) drv probe link Link detected: yes # NICのMACアドレスを確認 (HWaddrの部分がMACアドレス) ifconfig | grep eth0 eth0 Link encap:Ethernet HWaddr XX:XX:XX:XX:XX:XX
次にMacから起動するためにクライアントをインストールします。App StoreにもWOL用のクライアントはあるようですが有料なので、今回は無料で使えるWakeOnLanというソフトを使います。
アプリを起動するとネットワーク上のコンピュータを検索してくれます。先ほどメモったMacアドレスを選択して[Wake Up!]ボタンを押すとOMVが起動できました。思ってたよりずっと簡単で少し拍子抜けした感じです。
続けて外出先からも起動できるようにしたいと思ったのですが、AirMac Extremeは残念なことにブロードキャストアドレス宛のポートフォワードをサポートしていないようなので、対応しているルーターを買うか、Raspberry Piなどを使ってAirMac Extremeの代わりにブロードキャストアドレスにパケットを送信する仕組みを作るしかなさそうです。WOLは外出先からでも電源を入れられることに意味があると思うのですが、とりあえず今回は保留にしてNASが完成してから検討したいと思います。
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