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2015年10月31日土曜日

ComicCafe v0.6.37 アルファ版

10ヶ月ほど更新が止まった状態になっていましたが、次リリース候補のComicCafe v0.6.37のアルファ版を公開しました。テストしていただけるボランティアの方を募集しております。
修正内容は以下になります。

  1. ライブラリ(PDFBox, Jetty, Gson, Richfaces, Mojarra, Apache Shiro)をアップデートしました。
  2. BPG形式のイメージに対応しました。お使いのプラットフォーム用のbpgdecのバイナリを${INSTALL_DIR}/plugins/bpg に配置して、ComicCafeServerを再起動してください。BPGはバージョンの互換性がないようなのでbpgdecは複数のバージョンを配置することができます。
  3. 管理コンソールでTag,Publisher,Authorの一括選択を実装しました。
  4. リンク切れブックの削除処理でファイルサイズが一致しないブックも削除するように修正しました。
  5. 不要なBasic認証の設定を削除しました。(常にBasic認証が有効になります)
  6. 本棚のクエリのパフォーマンスを改善しました。
  7. 既存の本棚を編集してAnd,Or,Not条件を削除した際に、対応する条件が削除されない問題を修正しました。
  8. ブックの新着一覧で、同一シリーズの新着ブックが複数存在する場合に、それらをまとめて表示するようにしました。
  9. Web管理画面からアクセスログを参照できるようになりました。
  10. セキュアモードを実装しました。セキュアモードをONにするとパスワードが保存されなくなり、起動時にパスワードを毎回入力するようになります。
  11. ハードウェアキーの割り当てで、任意のキーを設定できるようにしました。
  12. Webサービスの優先順位が保存されないバグを修正しました。
  13. Webサービスのサポートを拡充しました。(Amazon Product Advertising API, Google Books, ISBNdb, 国立国会図書館API, 楽天ブックス, OpenISBN)
  14. 任意のISBNでWebサービスのテストを実行できる機能を実装しました。
  15. 表紙イメージのサイズ設定に'特大'を追加しました。
  16. インポート時にComicRackなどのメタ情報を読み込んだ場合、カテゴリが正しく処理されない問題を修正しました。
  17. ビューワーで画像を高さに合わせた場合にステタースバー分のスペースが空いてしまう問題を修正しました。
  18. 本棚を高速でスクロースさせた時に画面がフリーズする問題を修正しました。

1〜10については今年の4月ぐらいに一度アルファ版として公開した修正になります。実装を予定していたアスペクト比を考慮した自動単ページ、見開き表示は次回移行のリリースに延期になりました。
アルファ版はここからダウンロードできます。


テストの注意点は以下になります。

  1. 必ずテストをする前にサーバーのインストールディレクトリにあるh2dbディレクトリをまるごとバックアップしてください。
  2. テストをする前にクライアント側の設定をエクスポートしてバックアップをとってください。
  3. バグを見つけた場合は、掲示板で報告をお願いします。TwitterかメールでもOKですが、他のテストしてくださる方と情報を共有したほうがベターだと思います。
  4. バグはなく正常に動いた場合も、掲示板で報告してもらえると大変助かります。全く反応がないと誰もテストしてくれてないと思ってしまいますので。。。


特にテストしていただきたい内容

  1. Android5系およびAndroid6系でのテスト(Android4の端末しか持っていないため)
  2. Windows系パソコンでのテスト(私の開発環境がMac、運用環境がLinuxのため)
  3. PDFの処理(自炊ファイルをPDFで管理していない為)
  4. 新機能全般

いつもご協力ありがとうございます。

2015年10月12日月曜日

NASの自作 Part47

先々週からワットモニターを使って、現状の構成であるmac-miniとHFR2-SU3S2FWでComicCafeを起動した状態での消費電力の測定結果ですが以下のようになりました。


計測時間 300H
通常時消費電力量 45W〜55W
積算電力量 12.41kWh
概算電気料金 273円


結果の数値にはモニターの消費電力量は含んでおらず、また測定期間中にインポート処理などCPUに負荷のかかる処理は行ってません。1ヶ月に換算すると約655円で思ってたよりずっと良い結果です。やはりmac-miniは自宅サーバーにはオススメです。今日からComicCafeサーバーをOMVに完全移行して、電力測定を開始しました。


IMG 0586


通常時消費電力量はざっと見た感じ2倍弱ってところですね。この消費電力なら安い無停電電源装置(UPS)でも対応できそうなので少し安心しました。今回の消費電力の測定が終わったらインポート処理などCPUを使う処理を実行してみて、ピーク時にどの程度の電力消費量になるかテストしたいと思っています。

2015年9月22日火曜日

NASの自作 Part40

今日はComicCafeのインストールとMacからの移行をテストしようと思います。
なにわともあれJavaをインストールします。開発ではOracleのJDKを使っているので、今回はOpenJDKをインストールしてみます。

# 開発はしないので実行環境のみをインストール
apt-get install openjdk-7-jre
# インストールしたJavaのバージョンの確認
java -version
java version "1.7.0_79"
OpenJDK Runtime Environment (IcedTea 2.5.6) (7u79-2.5.6-1~deb7u1)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 24.79-b02, mixed mode)

ComicCafeサーバーはここにあるjarファイルをダウンロードすればOKなのですが、今回は開発中のまだリリースしてないバージョンを使います。
Macで運用しているComicCafeからOMVに移行する時に問題になりそうな懸念事項は2つあります。
  1. MacではファイルシステムにHFS+を使っているのですが、これはLinuxを生みの親であるLinus Torvalds氏が怒るぐらいファイル名の扱いなどが特殊です。これが原因でComicCafeがファイルを正しく認識できない可能性があります。
  2. Macでは外付けHDDを使って自炊ファイルを保存していたので、今回OMVにあたって自炊ファイルのパス(保存ドライブ)が変わります。ComicCafeではDBにファイルのパスを保持しているのでDBのデータを書き換える必要があります。

この2つの問題をパスすることができれば、移行後に自炊ファイルを再インポートしないですみます。今回はテストなので、Mac上に100ファイルぐらいの自炊ファイルをインポートしたComicCafeサーバーを用意して、それをOMVに移行してみたいと思います。
まず、Mac上でComicCafeサーバーを起動して、外付けHDDに保存されている自炊ファイルをインポートします。Mac上でのパスは以下になります。
/Volumes/SiliconPower-1TB/漫画

インポート後にComicCafeクライアントから自炊ファイルが読めることを確認します。次に漫画ディレクトリをOMVにコピーします。そしてOMV上のパスを確認します。
# RAIDがマウントされているパスを確認(md0)
df
Filesystem                                               1K-blocks    Used   Available Use% Mounted on
rootfs                                                   110664528 1819608   103223468   2% /
udev                                                         10240       0       10240   0% /dev
tmpfs                                                      3297064     796     3296268   1% /run
/dev/disk/by-uuid/6445948c-2f87-4c3c-a949-38a617780bc8   110664528 1819608   103223468   2% /
tmpfs                                                         5120       0        5120   0% /run/lock
tmpfs                                                      7551960       0     7551960   0% /run/shm
/dev/md0                                               23347791696 8943868 23338847828   1% /media/74a33bfa-edae-4b56-92cc-33fa5c44ba82
# sharedディレクトリ配下に先ほどコピーした漫画ディレクトリが存在することを確認
ls /media/74a33bfa-edae-4b56-92cc-33fa5c44ba82/shared
漫画

OMV上でComicCafeサーバーを起動してWeb画面にアクセスできるか確認します。動作確認後にComicCafeを停止します。comic-cafe-server.jarと同じディレクトリにcacheとh2dbというディレクトリが作成されているはずなので削除します。
# ComicCafeを起動する
java -Xms512M -Xmx1024M -jar ./comic-cafe-server.jar &
# ComicCafeのプロセスIDを検索
ps -ef | grep java
root      4401     1 56 07:46 pts/0    00:01:05 java -Xms512M -Xmx1024M -jar ./comic-cafe-server.jar
root      4519  4082  0 07:48 pts/0    00:00:00 grep java
# プロセスを停止
kill -9 4401
# cacheディレクトリとh2dbディレクトリが作成されているのを確認
ls -l
total 57440
drwxrwsrwx+ 2 root   users     4096 Sep 23 07:46 cache
-rw-rw-rw-+ 1 root   users     7815 Sep 23 07:46 comic-cafe.log
-rwxrwxr-x+ 1 nobody users 58795543 Apr 21 00:00 comic-cafe-server.jar
drwxrwsrwx+ 2 root   users     4096 Sep 23 07:46 h2db
-rwxrwxr-x+ 1 nobody users       72 Sep 22 22:43 launch.sh
# ディレクトリを削除する
rm -rf cache
rm -rf h2db

つづいてMac上のComicCafeサーバーのデータベースの内容を書き換えます。ここを参考にしてMac上のH2DBに接続して以下のSQLでパスをOMV用に更新します。この作業の前に念のためH2DBディレクトリ丸ごとバックアップしておいたほうがいいと思います。

update CATEGORY set PATH = REPLACE(PATH, '/Volumes/SiliconPower-1TB/', '/media/74a33bfa-edae-4b56-92cc-33fa5c44ba82/shared/');
update SERIES set PATH = REPLACE(PATH, '/Volumes/SiliconPower-1TB/', '/media/74a33bfa-edae-4b56-92cc-33fa5c44ba82/shared/');
update BOOK set FILE_PATH = REPLACE(FILE_PATH, '/Volumes/SiliconPower-1TB/', '/media/74a33bfa-edae-4b56-92cc-33fa5c44ba82/shared/');
update IGNORE_FILE set FILE_PATH = REPLACE(FILE_PATH, '/Volumes/SiliconPower-1TB/', '/media/74a33bfa-edae-4b56-92cc-33fa5c44ba82/shared/');
commit;

SQLでパスを書き換えたら、Mac上のComicCafeとH2DBを停止して、h2dbディレクトリをOMVのcomic-cafe-server.jarと同じディレクトリにコピーします。cacheディレクトリはコピーする必要はありません。OMV上のComicCafeサーバーを起動後、自炊ファイルが読めることを確認できました。懸念してた濁点を含むファイル名なども問題なく移行できたようです。この移行方法はPCを買い換えた時や外付けHDDを変えた場合などにも使えるテクニックなので参考になれば幸いです。